STAFF BLOGスタッフブログ
地鎮祭についてのお話し
2017.8.26
間取りの打合せも終わり、建築確認の申請も行われ、いよいよ着工にむけて、地鎮祭。
地鎮祭ってそもそもなに?いったい何を準備したらいいの?
そうした疑問を今回はまとめてみました。
◆地鎮祭とは
土木・建築工事などで、工事を始める前に土地の神をまつり、工事の無事を祈る儀式です。
とこしずめのまつり。土祭り。地祭り。地祝い。との呼ばれます。
建築工事を始める前に関係者一同で土地の神様に報告を行う地鎮祭。
土地の神様は本来「氏神」、「鎮守神」、「産土神」等に分けられるみたいですが、
現在ではほぼ同一視されているようです。
お施主様はもちろん、工務店や設計事務所など工事関係者が出席します。
◆地鎮祭で準備するもの
とくに普段からおつきあいのある神社がなければ、当社では尾張猿田彦神社さんにお願いしております。
お供え物や祭壇等は準備頂けますのでお施主様でのご用意は必要ありません。
日程に関しては日柄を確認して選ばれるお施主様が多いです。
◆お供えものについて
海のもの お頭付きの魚、昆布、ワカメなどの乾物、姿のままのスルメ。
山のもの 野菜や果物(大根、人参、トマト、みかん、いも類、りんごなど)
塩 お清めに使います。一盛り。
お水 お清めに使います。
◆神主様へのお礼はどうしたらいいの?
地鎮祭が終わった後、神主様にお礼をお渡しします。祝儀用ののし袋を準備して
「玉串料」または「初穂料」と書くといいと思います。3万円程度が相場のようです。
◆服装はどうしたらいいの?
普段着で十分ですが、神前ですので少し整えていただくとより良いかもしれません。
スーツを着たりまでは必要ないと思います。
◆地鎮祭の流れ
-
修祓(しゅばつ)
神主さんが出席者の身を清めるためのお祓いをします。起立した状態で軽く頭をさげ、神主さんにお祓いをしていただきます。降神の儀(こうしんのぎ)
祭壇に土地の神様をお迎えします。献饌(けんせん)
神主さんが祭壇にお供え物を差し上げます。祝詞奏上(のりとそうじょう)
工事の安全を祈願し、祝詞を読み上げます。四方祓い(しほうはらい)
神主さんが土地の四方をお清めします。 -
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
関係者一同、祭壇に玉串を捧げます。神主さんが玉串を手渡してくれますので、左手の手のひらを上にして受け取り、右手で回転させ、榊の茎のほうを捧げる側に廻します。祭壇に玉串を置いたら、二礼二拍手一礼、つまり、2回おじぎをし、2回手をたたきます、最後にもう一度おじぎをします。撤饌(てっせん)
土地神様へのお供え物をお下げします。昇神の儀(しょうしんのぎ)
祭壇に宿った土地神様にお帰りいただきます。直会(なおらい)
最後に、お供えのお神酒をいただき終了です。初穂料はこの辺りで、さりげなく渡してください。